近年、子どもたちを取りまく社会環境は大きく変わり、食生活の乱れや運動不足、スマホやゲーム依存、やせ願望の低年齢化や過度なダイエット等、様々な問題もみられます。学童期及び青年前期の肥満は、成人肥満につながる可能性が非常に高くなります。
学童期は、子ども自身が生活習慣の重要性について理解できる年齢であり、毎日の過ごし方を、少しずつ自分で決めて行動する時期です。青年前期は、生活習慣と健康の関係について理解できる年齢であり、食選択等自分で決めて行動する機会が増える時期です。さらに健康課題としては、やせ・肥満の二極化等がある時期でもあります。これらの時期に小児生活習慣病予防健診を実施することで、医療が必要な児童・生徒を医療につなげるとともに、それぞれの年代の特徴や課題に応じた保健指導を行うことで、子ども自身が主体的に生活習慣病予防に取り組むことができます。
加えて、これらの時期に小児生活習慣病予防健診を実施することで、児童・生徒及び保護者が自分の健康に興味を持ち、家族ぐるみで生活習慣の改善を行います。
肥満の有無に関係なく、血液検査を実施しなければ気づけない脂質系、内分泌系、肝疾患などの疾患の早期発見につなげることもできます。
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kenkosomu/yobou/kenshin/kfvn.html https://www.pref.kagawa.lg.jp/documents/11260/manyuaru.pdf